3gbスイッチの設定方法(windwsXP,windws7)

この記事では、32bit版Wondowsを利用している場合に一般アプリのメモリ使用割合を変更するための設定、いわゆる「3GBスイッチ」について説明をしています。

medium_3085157011photo credit: włodi via photopin cc

“3gbスイッチ”とは?

“3gbスイッチ”とは 32ビット版OSにおいてアプリケーションの利用時に使用できるメモリの最大容量を2GBから3Gbまで引き上げるための設定のことをいいます。

BUFFALO デスクトップPC用増設メモリ PC2-5300 (DDR2-667) 1GB D2/667-S1G/E

搭載できるメモリ容量には限界がある

実は 32bit版Windows XPなどでは、サポートされる最大物理メモリ・サイズが4GBに制限されています。つまり4GB以上のメモリを搭載しても「システムが認識しないので意味がないよ」ということです。なので32bit版のwindowsでメモリだけ8Gbとか積んでいても意味がなくお金の無駄です。

さらに4Gbの割り振りにもルールがある

でさらに、32bitOSで搭載可能な最大メモリ容=4GBに関しても、この4gbをどのように割り振って使用するかということにも制限があるわけです。

★カーネル(OS)用=最大2Gb
★一般のアプリ用=最大2Gb

カーネルというのは、まあOSの基幹部分のことなので、つまりXPならXPを動かすために利用するためのメモリとして利用できるのは最大2GBまで。
それ以外の一般的なアプリケーション側(エクセルとか)に利用できるのは、最大2GBまで….ということになっているわけです。
 
つまり 例え4GBのメモリを搭載していても実際に我々がアプリケーション用に使用できるメモリは2GBまででしかないわけです(ココ重要)!
 

Adobe After Effects CS5.5 Windows版

ワードやエクセルで書類を作成…といった用途であれば、上記の制限内でも十分なんですが、PhotoShopAfterEffctsなどのようなグラフィック&動画関係のソフトでは正直2GB程度のメモリというのは十分な容量とは言い切れないわけですね。 実際、そのへんの関係で、PremiereAfterEffctsはCS5からメモリ制限のない64bit版OSのみのサポートになったはず。

で、32bit版OSでどうにかもう少しメモリ環境を増やせないもんか….っていう場面に登場するのが「3Gbスイッチ」。

サポートされる最大物理メモリ・サイズ=4GBは変更できないものの、「3Gbスイッチ」の設定を行うと4Gbのメモリの割り振りを…

★カーネル(OS)用=最大1Gb
★一般のアプリ用=最大3Gb

という風に変更することができます。

3gbスイッチ設定方法(windowsXP編)

まずはwindowsXP/32bit版での設定方法を紹介します(windows7/32bit版の設定方法は下のほうで紹介しています)。

スイッチといっても、どこかに「押しボタン」のようなものがあるわけではありません。
具体的には、システムを構成する「Boot.ini」というファイルを書き換えて「一般アプリ使用分の最大メモリを3Gbまでに引き上げよ!」という指示を出します。

■1:「マイコンピュータ」右クリック > システムのプロパティを選択
3gb_001
■2:「詳細設定」タブの”起動と回復”部分の「設定」クリック
3gb_002
■3:「起動と回復」ウィンドウの”起動のオプション ファイルを手動で編集するには「編集」をクリック”の「設定」ボタンをクリック
3gb_003
■4:「メモ帳」でboot.iniファイルが立ち上がるので以下のように書き換え(追記)を行います

※次にこの内容を書き換えていく(追記する)わけですが、設定を失敗すると最悪OSが立ち上がらなくなったりしますので、書き換えを行う前に必ず内容をコピーするなどしておきましょう。

★書き換え前

★書き換え後

” /noexecute=optin /fastdetect”の後ろに「/3Gb」を追記します。/(スラッシュ)の前に半角スペースが入れるのを忘れないでください。
保存したらPCを再起動して完了です。

注)multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(3)部分の、()内の数字などはそれぞれの環境で異なります。

3gbスイッチ設定方法(windows7編)

つづいてwindows7での設定方法です。ちなみにわたくしの環境では検証していませんが、VISTA/32bit版も同様の設定になるようです

まず「スタート」ボタンをクリックして「すべてのプログラム>アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を見つけます。
そして「コマンドプロンプト」を右クリックし「管理者として実行」を選択します。

3gb_s_pict1

ユーザアカウント制御のウィンドウが出たら「はい」を選択。

3gb_s_pict2

・・・と、以下のような黒い画面があらわれます。

3gb_s_pict3

「~system32>」の右側でカーソルが点滅していると思いますので、ココに以下の文字を打ち込みます。

※スペースは半角になりますのでご注意ください。
※ちなみに点滅部分を右クリックして上記を「貼り付け(ペースト)」することもできます。

3gb_s_pict4

以下のように入力できたら「Enter」を押し、パソコンを再起動します。

3gb_s_pict5

また、設定を解除したい場合は、上記のコマンドプロンプト画面で次の文字を入力します。

64bitのOSにするのが一番手っ取り早い!?(おまけ追記)

この記事をお読みになっているのは、XP/32bitなどを使用していて それなりにメモリを喰う作業をしている方が多いかと思います。

Microsoft Windows XP Professional Service Pack 2 通常版

私自身、そのような境遇にあったので、ネットで調べて、メモ帳代わりに上記の記事を作成しました。 しかし実は、この記事を書いた後、2011年の3月にメインマシンのOSをwindous7/64bitに変更いたしました(あわせてメモリも12GBに増量)。 その感想は…
 

「か、快適すぎる….。」

 
いままでなんだったのか というくらいの落差….。 

正直 3GBスイッチをいじくって、あっちをだましこっちをだまししながら、悩みつつあれこれやるよりはOS自体をとっかえるのが実は一番効率がいいように思います(もちろん、予算との兼ね合いもあるわけですが…)。 「どうしようか迷っている」って方であれば、思い切って変更しちゃったほうがいいと思います。
 

私が、windows7/64bitにするにあたっては、以下の点で心配しておりました。 

★XPと操作性が違いすぎないか?
★64bitにした場合のアプリの対応状況は?

同様に導入を躊躇されている方の参考になればと思い、以下に私の感想を書いておきます。

XPと操作性が違い過ぎないか?

Microsoft Windows Vista Ultimate 通常版

XPに続いたOS、VISTAが出た際に、「XPとは操作性(ボタンの位置など)が大きく異なる」みたいなことがよく喧伝されていました。また安定感のあるXPに比べてバグが多く信頼性に乏しい…という話もきいていました(あくまで私の周りの意見)。それでVISTAはスルーしていたわけです。 
 
そういう経緯があったので、VISTAに続くwindows7にも同様の疑念を抱いておりました。
 
…が、実際windows7を導入してみて、操作性などで大きく迷うことはありませんでした。  「まったく別物のOS」くらいに考えていてハードルを勝手に上げていただけなのかもしれませんが、これまでのwindowsユーザーであれば、直感的に対応できる範囲の変更ですし、分からない部分に関してはネットで調べればたいていの疑問は解決します。

逆に「あ、こんなもんかい…」と拍子抜けしてしまった感じでした。 安定度もXPより増していると思います。

64bitにした場合のアプリの対応状況は?

で、もうひとつネックだったのが、アプリケーションの64bit対応の問題。
この「64bit対応」という用語に関しては、やや混乱した使い方をされている場合があるので、一応確認しておくと下記の3種類が存在します。 

  • A:64bitのOSで動作しない(64bit非動作)
  • B:64bitのOSで動作するが、64bit演算処理は行わないもの
  • C:64bitのOSで動作し、かつ、64bit演算処理を行うもの

Aは、例えば「PremierePro1.5」とかの時代落ちのアプリで、そもそもまともに動くことがメーカーで保障されていないようなもの。

Bは、例えば「EDIUS 5」「FCP 7」などのアプリで、64bitのOSでも動くことはメーカーでも保障されていますが、実際の演算処理は32bitで行われるもの。

Cは、例えば「Premiere Pro CS5以降」「AfterEffects CS5以降」「FCP X以降」「EDIUS7以降」のように、64bitOSに対応しかつ演算処理も64bitで行うもの。まあ要するに一番いいのはこれですね。ソフト業界の慣習として「64bit対応」という場合は、このCのことを指すようです。
 

私の場合、メインで扱う「EDIUS 5」、「PremierePro CS4」「AfterEffects CS4」は、Bにあたるのですが、演算処理が64bit対応でなくても、体感値としては「劇的に作業が軽くなった」といった感じです(ただしレンダリングスピードとかは多分あまり変わっていない)。なので変えて大正解。
 

ただ不安だったのが、「メインアプリ以外のちまちました細かいアプリがAだといやだなあ….」ということ。 が、以外にも不具合がでたものってほとんどありませんでしたね。 こちらも導入してみたら「意外とあっさりできちゃったな…」というのが正直な感想です。

ということで、迷っている方は64bit OSの導入も検討してみてはいかがでしょうか? おすすめです。

Microsoft Windows7 Professional 64bit 日本語 DSP版 + メモリ [DVD-ROM] [DVD-ROM]
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1 個のコメント

  • 3GBスイッチの情報、ありがとうございます。
     たいへん勉強になりました。

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