デジタルミラー&ドライブレコーダー「AUTO-VOX Pro5」を知り合いから譲り受けました。
しかし、いざ設置しようとすると私のクルマはミラーの固定が「3点ネジ留式」の旧型車で、「AUTO-VOX Pro5」が前提としているウェッジマウント規格に対応していませんでした。
あれこれ調べてみたところ、他社製ミラー用の取り付けステー(MR-KIT26A)が流用できると判明し、無事に設置することができました。
この記事では、その際の作業の流れを備忘録としてメモしておこうと思います。
記事の目次
「AUTO-VOX V5pro」の対応規格
ルームミラーの台座規格にはいくつか種類がありますが、現在のクルマで主流になっているのが「ウェッジマウント」と呼ばれるタイプです。
「AUTO-VOX V5pro」は、基本的に このウェッジマウント型の台座に設置することが想定されています。
ただし、他の規格にも柔軟に対応しており、商品に付属するアダプタを使えば「カムロックタイプ」タイプのクルマにも装着可能。
また、それ以外の規格の場合でも、公式サポートに連絡すれば 対応アダプターを「無料で」送ってもらうことができます(太っ腹)。
私のクルマは2000年代半ばに発売されたホンダ車で、ミラーは↓こんな感じの 3点でネジ留めするタイプ。
このタイプも「AUTO-VOX」公式サポートに連絡すれば、変換アダプタを無料で送ってもらえます。ただ私のV5proは知人から譲り受けたものだったのでサポート対象外でした。
どうしたもんかと考えていたところ、他社のデジタルミラー向けに用意された取り付けステー(MR-KIT26A)が そのまま使いまわせることを発見しました。
こちら、本来は「MAXWIN」という会社のデジタルミラーを設置する際の取り付けステー(MR-KIT26A)。
私のクルマ同様「ネジ穴3点留め」の車両向けに作られており、アダプタ部分の形状がほぼ一緒(商品説明図のアダプターB)なため「V5pro」にも流用が可能です。
私の環境ではV5proに取付けることが確認できていますが、メーカーが公式に認めているものではありません。記事の内容を参考にされる方は、あくまで自己責任でお願いいたします。
「取付ステー:MR-KIT26A」の外観
注文から3日ほどで「取付ステー:MR-KIT26A」が届きました。 外箱にバーコードシールが1枚貼られているだけの超簡易包装。
中身はこんな感じです。※説明書などもありません
- ステー台座
- アダプターA
- アダプターB
- 各種ネジ
上の写真では ステー台座とアダプターAが一緒になっていますが、V5proに取付ける場合は「ステー台座」と「アダプターB(下の写真)」を組み合わせて使用します。
「V5pro」付属のアダプター部分と「MR-KIT26A(アダプターB)」を並べてみました。
ミラー本体との接続部分は同じ形状で、ネジ穴の位置なども一緒です。
ステーとの結合部分の凹凸も「基本的には」同じ規格のようです。
コードの取り回し用の穴のサイズなどに若干の違いがみられますが、実用上は問題なさそうです。
「取り付けステー MR-KIT26A」には、車体側への固定用ネジは付属しません(重要)。
このため、もともとクルマに付いている純正ミラーを固定していたネジを流用する必要があります。
ステーを「V5pro」に換装する
「V5pro」のステーを外す
まず、台座中央の穴の中にあるネジを回して、もともと「V5pro」に装着されているステーを外します。
続いて、本体側の丸い固定部(輪っか)を回転して外します。
4隅のネジを外します。
全てを取り外すとこんな感じになります。
取付ステー:MR-KIT26Aを装着する
続いて、購入した「取付ステー MR-KIT26A」を装着していきます。
MR-KIT26AのアダプターBを装着して、ネジで固定します。
丸い輪っか部分をはめて、取り付けステーをネジ留めします。
こんな感じになりました。
クルマに装着する
あとはクルマに装着するだけです。
MR-KIT26Aには、車体側への固定用ネジは付属しません(ココ大事)。もともとの純正ミラーを固定していたネジを使って、車体にPro5を固定します。
綺麗に固定できました。
以上で、完了です。
まとめ:しっかり固定できて安心
競合他社向けの商品ということで心配しましたが、結合部分の規格はある程度共通化しているらしく、無事に接続できました。
はじめ、ウェッジマウントの台座をフロントガラスに直接貼り付けることも考えましたが、V5proの重量を考えてパス。しっかりネジ留めで固定できたので、安心です。
繰り返しになりますが、本体側への固定に用いるネジは付属しないので、注意が必要です。