こんにちは、快適なデスクワーク環境を追求する男・高田です(プロフィール)。
腰痛番長との異名も持つ この私、さんざん迷いましたが ついに姿勢サポート椅子「アーユル・チェアー(キャスター付きモデル)」を購入しました。
これまでは 猫背がちで仕事中も常に体をモゾモゾ動かしていた私ですが、アーユル・チェアーにしてからは、武士のようにスッと背筋が伸び、腰の具合がとにかく最高なので、結局1年以上愛用しています。
アーユル・チェアーの使用感をザックリまとめると↓こんな感じです。
- 背筋が伸びる独特のデザイン。座った瞬間に腰回りがすっと軽くなるので腰痛に悩む方におすすめ
- でも座面が硬く座り心地にクセがあるので、最初の一カ月は地獄・・・
- お尻が痛くなるので、長時間(10時間とか)座りっ放しの用途にはおすすめしません。ただし 適度に休憩が挟める環境であればOK
この記事では、アーユル・チェアーの座り心地を紹介しつつ、購入時に気を付けたいポイントをまとめてみます。
私が購入したのは キャスター付きモデル「01 ゼロワン」ですが、同じキャスター付きモデル「オクトパス」も性能・効果は基本的に一緒なので、「オクトパス」購入を検討中の方にも参考になると思います。
記事の目次
「アーユル・チェアー」の外観
こんな感じの梱包で届きます。
大きさの目安にペットボトル(500ml)を置いてみましたが、思っていたよりもコンパクト。
「あれ? レンタルした時より箱が小さいけど?」と不思議でしたが、中身は↓こんな感じでバラバラになっており、自分で組み立てが必要でした。
キットの内容
プチプチを外すとこんな感じ。
- キャスター部
- 支柱
- 腰あて部
- 座面
※このほかに、座り方ガイドの冊子や、製品保証書などが同梱されてきます。
椅子のパーツはバラバラになっているので、自分で組み立てが必要です。
といっても、特に難しいことはありません。キャスター部分に支柱をはめ込み・・・
座面裏の穴を 支柱の先に差し込みます。
支柱を穴に差し込んだあと、腰を下ろし、レバーを使って何度か座面高を上げ下げすると固定されます。
最後に腰あて部分を座面後ろに差し込んで完成です。※下図の丸いポッチを押しながら差し込みます。
これで完成。
最高位モデル「01 ゼロワン」だけあって、キャスター部分の輝きが、目にまぶしい!
意外だったったのが、普通の事務イスよりもコンパクトだった点。
キャスターのサイズはほぼ一緒ですが、座面・背もたれ部分が大幅に小さくなっているため、部屋の中でも圧迫感のようなものを感じません。
【01 ゼロワンのサイズ】幅:58cm/奥行:58cm/高さ:85cm(最大時)※そのほかのモデルのサイズはこちらで確認できます
「アーユル・チェアー」の感想
座った瞬間に背筋が伸びる
「お、背筋が伸びた・・・」思わず呟いてしまいました。
腰をおろした瞬間に、自然と胸を張る体勢になるので スッと腰回りが楽になり、背筋の伸び感が気持ちいい!
できるだけお尻を座面奥に押し込んで座るのがポイントで、座るだけで腰あてがうまい具合に座骨部分を立ててくれます。
面白いのが、足を組んだり、背もたれにもたれかかったりといった姿勢を崩すような姿勢がとれないように設計されている点。
座面部分が前側に湾曲(カーブ)したデザインになっているため 意図的に足を組もうと思ってもできません。
また、腰あて部分は、仙骨(お尻の割れ目の上の硬い骨)のあたりをそっと支える程度の役目しかないので、もたれかかるようなこともできません。
つまり 半ば強制的に「姿勢がいい状態」がキープされるわけです。
腰の具合、いいです、とても。
腰の具合に関しては「いいです、とても」の一言。
アーユル・チェアーに腰を下ろすと、自然と座骨が立つような座り方(座骨座り)になるため、上半身のバランスが安定します。
そのため 荷重があちこちに分散せず、腰まわりに余計な力がかからなくなるんですね。
肩こりも楽になった
ただ 腰痛軽減よりも驚いたのが、肩こりが楽になったこと。
デスクワークの際、猫背になるのが常だった私の場合、その体勢に起因すると思われる肩のハリが慢性的に続いておりました。
が、アーユル・チェアーで姿勢が改善するにつれて、猫背になることがなくなり 肩こりも激減。 これはうれしいおまけでした。
「アーユル・チェアー」の気になった点
お尻が痛くなる…(※最初の1ヶ月)
個人的に、アーユル・チェアー最大の難点がコレ。
アーユル・チェアーの座面は かなりカタめの素材でできており(ママチャリのサドルのような感じ)最初のうちは15~20分ほど腰掛けただけで 座っていられなくなります。
座面が固いのは「座骨の位置」を体感するため
ただ、座面が固いのには理由があり、座面が通常の事務イスのような柔らかいクッション形状だと、自分の座骨の位置が掴みづらく、座骨座りが崩れやすくなってしまうのだそうです。
つまり、"あえて"固めに設計している ということなのですが、それにしても…
30分に1回は休憩しましょう
私が初めてアーユルチェーに座ったのは原宿のショールームで行われた製品説明会でのこと。
スタッフの方の話を聞きながらアーユル・チェアーに座っていたのですが、20分ほど経過したところで お尻が痛くなってしまいました。
お店の方に確認すると「30分に1回は立つようにしてください」とのこと。
まあ慣れるまでの辛抱ではあるのですが、横にお客さんを置いてデスクワークするような職種の方だと、最初は大変だろうと思います。
当然 個人差あると思いますし、使用頻度・時間によっても異なるでしょうが、お尻が椅子に慣れるまで 1ヵ月程度はみておいた方がよいかと思います。
ちなみに、ほぼ毎日 8~9時間程度利用する、私 高田のケースをご紹介しておくと↓こんな感じでした。
- 最初の7日間:ほぼ地獄。後述の「座面擦れ」も併発し 苦行のような毎日
- 1~2週目:ようやくちょっと慣れてきた。でもまだ痛い・・・
- 3~4週目:だいぶ慣れてきて あまり苦にならない
専用クッションシートもあるよ
ちなみに、私のような人向けに専用のクッションシート(体圧分散マット by SORBO)も別売りで用意されています。
初めての方は こちらも一緒に購入した方がよいかと思いますが、正直、これ敷いてても最初は結構痛くなります。
関連記事 その後ポイントを使って「体圧分散マットbyソルボ」を購入しました。感想などはコチラの記事をご覧ください。
「座面擦れ」も覚悟せよ!※最初の1週間
使い初め最初の1週間程度は、座面の固さからくるお尻の痛みとは別に、座面擦れ(?)による太ももの痛みもありました。
アーユル・チェアーの座面は「ちょっと大きな自転車のサドル」といった風貌です。
この形状ゆえ、座面の脇と太ももの付け根部分が接触して擦れて「靴擦れ」のような状態になってしまうのです。
姿勢サポートシートでも座面擦れは経験済みなので「慣れるまでの辛抱」と理解はしていましたが、お尻の痛みとのWパンチで 最初の1週間ほどは壮絶な日々になりました(苦笑)
足が開ける環境作りも必要
アーユル・チェアーはちょっと独特な座り方が必要で、馬の背にまたがる様に両足を開いて座る必要があります。
そのため、例えば会社のデスクなどで使用する場合は、足元部分にそれなりのスペースが必要になります。
幅の目安としては「肩幅 + (左右それぞれ)握り拳 3個」程度といったところでしょうか?
そのため 着る服によっては、この体勢が取りづらいケースがあるかもしれません。
また 冬場など 足元が冷える方でマルチヒーターを使用する方もいるかと思いますが、両足を一緒に入れるタイプだとアーユル・チェアーとの併用は難しいですね。
アーユル・チェアーを利用するにあたっては、足を開いて座れるような環境づくりも考慮する必要があります。
机の高さも調整したい
アーユル・チェアーでは、座面を膝よりも高い位置に固定して座ることが推奨されています。
ただ、この座り方をすると 座高が高くなるため、机と自分の腕との間に隙間ができてしまいます。椅子が高くなった分、机の位置が相対的に「低く」なってしまうんですね。
高くなったといっても 従来より10cm程度上がっただけのことなんですが、とにかく パソコンのキーボードが打ちづらい・・・
関連記事 その後、机の下にスペーサー(台座)を置いて 高さをかさ上げしたことで快適になりました。詳しくは↓こちらの記事をご覧ください。
まとめ:「良い姿勢」を習慣化してくれる椅子
アーユル・チェアーに座り始めてから、不定期に訪れていた腰回りの変なハリが無くなりました。 座面の硬さからくる お尻の痛みだけがネックですが、一方で 腰の具合は快適すぎるくらいに快適です。
「いい姿勢」が習慣化したことも嬉しいポイントで、電車に乗っていても武士のように背筋を伸ばして座るのが普通になりました。
私のようなデスクワーカーにとって、腰の痛みは失職にも繋がる大問題。アーユル・チェアーで10年先、20年先まで仕事が続けられればいいなと思っています。
- 背筋が伸びる独特のデザイン。座った瞬間に腰回りがすっと軽くなるので腰痛に悩む方におすすめ
- でも座面が硬く座り心地にクセがあるので、最初の一カ月は地獄・・・
- お尻が痛くなるので、長時間(10時間とか)座りっ放しの用途にはおすすめしません。ただし 適度に休憩が挟める環境であればOK
アーユル・チェアーを購入する
今回 私が購入したのは↓こちらのキャスター付きモデル「01 ゼロワン」。身長180cm以上の大柄な人向けです。
↓こちらは同じくキャスター付きモデル「オクトパス」。身長179cm以下の方用のベーシックタイプです。
姿勢サポート効果はどちらも一緒なので 身長が適正範囲であれば 価格が安い「オクトパス」がおすすめです。※そのほかのモデルはこちらで確認できます
アーユル・チェアーをお得に購入する!
アーユル・チェアーは、アマゾンや楽天市場でも購入できますが、出品者はいずれも販売元の「トレイン」なので どこで買っても価格的な違いはありません。
お得に購入したいのであれば、公式ストア経由で購入するのがおすすめ。初回から使える500円分のポイントが付与されるほか、1回の購入につき5%分のポイントが還元されます!(送料も無料)。
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※アーユル・チェアーについての詳細と最新情報は公式サイトでご確認ください
1週間のお試しサービスも利用可能!
公式ストアでは、アーユル・チェアーが1週間無料で試せるサービスも行っています。送料(4,000~5,000円)は自己負担になりますが、迷っている方は一度試してみてはいかがでしょうか?
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また、夏場の「お尻の蒸れ」を解消すべく「送風シート」も購入したりしています。