【体験レポート】明晰夢を見るために私が実践している4つのポイントと注意点‼

この記事では、管理人・高田の体験をもとに、明晰夢が見やすくなる環境の作り方や、実際に見た際の注意点を紹介しています。

はじめに

明晰夢というのは「あ、俺、今、夢の中にいる…」と気づきながら見る夢のことをいいます(wikipedia)。

夢の中にいるわけですから、その世界にいる限りは たいていの願望が叶うのが特徴。

空を飛んだり、美味しいものを食べたり、あるいは とんでもなくエゲツナイことをしてみたり…

それゆえ、一度でいいから明晰夢がみてみたいと願う人は多いらしく、ネットには「明晰夢を見るための○○な方法」といった類の記事がたくさん転がっています。※この記事もまたそのひとつです。

明晰夢を過去最高の確率で見られる科学的な方法が判明

夢であることを自覚しながら見る「明晰夢」は自分の思い通りにコントロールできることがあり、人の楽しみになるほか、PTSDやトラウマの治療にも役立つと考えられています。

私の初「明晰夢」体験

実は、この私も 数年前に 生まれて初めて「明晰夢」というものを経験しました。

正直、それまで明晰夢を見た経験はありませんでしたし、特に見てみたいと思ったこともなかったのですが、ある日の明け方、2度寝した夢の中で、突如「は!俺 今夢の中にいる!」と気づいたのです。

突然 夢だと気づく

その時 私は山間を流れる川のすぐ脇に作られた露天の温泉に一人でつかっていました。

生暖かい風が頬に当たるの感じながら、のんびりと「いいお湯だな~」とか考えていたのです。

そして、なんとなく あたりの山々に目を向けようと頭を傾けた時に、突然「あ、これ、夢だ…」と気づきました。

なぜそう思ったかはわかりません。ただ、本当に突然、夢だと気づいたのです。

驚いてお湯から出かかり、中腰のまま あたりをぐるりと見まわしました。

何の変哲もない 露天風呂。

すぐそばを ザワザワと音を立てて川が流れていきます。 ↓こんな感じ。

夢なんだ、これ。本物にしか見えないけど…

初めての出来事に ちょっとパニックになりかけたところで、目が覚めました。

目が覚めても信じられず…

目が覚めると、いつもの部屋の布団の中。

ただ 目が覚めても、ついさっきまでそこにいたはずの温泉に漂う湯気や、吹いていた風の暖かい感覚があまりに生生しく、しばらくは今自分が現実世界にいることの実感がうまくつかめませんでした。

それが、初めての明晰夢の体験です。

そして、どういうわけか その日を境にして、それまで1度も見たことがなかった明晰夢を立て続けにみるようになりました。

何度か繰り返して明晰夢をみることが続き、なんとなくそれを見る際の傾向や、見た時にどうふるまえばよいかがみえてきたので、興味がある方のために、私なりの方法論?をまとめてみようと思います。

明晰夢が見やすくなるポイント

何度も明晰夢をみるうちに、見やすくなるポイントがわかってきました。

(1) 二度寝した時に見やすい

以前はそんなことなかったのですが、歳のせいか、数年前から明け方に一度目が覚めるようになりました。

明け方5時あたりにパッと目が覚め、トイレに行き、再び横になる…それが ほぼ毎日の習慣です。

明晰夢をみるのは、この明け方に2度寝したタイミングがほとんど。

おそらくは、眠りが浅いため「意識は覚醒しているが、肉体は眠っている」という状態になりやすく、覚醒した意識が、眠っている肉体(脳)が作り出すイメージ(夢)を共有しやすくなる…ということなのかと思います。

(2) 夢の中だけで起こる事象・特徴を把握しておく

実は 私は、かなりの頻度で「歯が抜る夢」をみます。

抜ける歯は毎回決まっており、右下の犬歯。

これがグラグラと抜けかかり、抜けそうで抜けずにいるもどかしさと痛みが夢の間中続きます。

で、ある時から「歯がグラグラしている=夢の中にいる」ということに気づくようになりました。

「歯がグラグラして嫌だな~」と思っているうちに、「あれ? いや本当は俺、歯がグラグラしてないよな? そうか今 夢の中にいるのか…」といった感じで意識が覚醒します。

信じられないような出来事に遭遇した際、ほっぺたをツネり「夢じゃないんだ!」と確認するという漫画などでおなじみの方法がありますが、あれの逆パターンですね。

ただ、歯が抜ける夢を見たからと言って、必ず毎回 夢だと気づけるわけではなく、最後まで夢だとは認識せずに終わることの方が多いですが…

普段から夢の内容を記録しておく

おそらく多くの方が、このように、夢の中でしか体験しない(でも頻繁にみる)シチュエーションや小道具の存在を認識しているのではないでしょうか?

それを普段から意識しておくと、夢の中で意識が覚醒しやすくなると思います。夢の内容をメモしておいてもいいかもしれません。

また後述するように、現実世界と夢の世界を明確に区別するためのアイテムとしても、私にとっての「歯」のような存在が とても重要になります。

(3) 願望と実現にタイムラグがあることを知る

これは実際に 明晰夢を見た際のアドバイスです。

夢の中にいると なんでもすぐに願いごとが叶いそうなイメージがありますが、意外とそうでもありません。

例えば「あ!今 夢の中にいる!」と気づいて「ハンバーグが食べたい!」と願いながらあたりを見回すと、火の気のない広大な草原に自分一人がポツンと立っている…みたいなことは よくあります。

ここで焦って「なんだよ! ハンバーグないのかよ! ラーメンでもいいから出してくれ~!」と強く念じたりすると、そのまま目が覚めてしまうケースがほとんどです。

私の経験上、夢の中で「○○をしたい!」と願ってから、実際にその願望が夢の中に反映されるまで、数分~数十分程度のタイムラグが生じます。

タイムラグを受け入れて平常心を保つ

このタイムラグを受け入れて、平常心を保つことが重要なポイントです。

例えば「綺麗な女性とオセロがしてみたい!」と願ったとしても、なぜか気づくと、相撲部の一員として先輩たちからの可愛がりを受けている最中…なんてことはよくあります。

でもそこで焦らずに、静かに「オセロがしたい」と思いながら、状況に身を任せておくと、突然 場面がガラリと切り替わって いつのまにか 女性と2人きりになっていたりします。

そして、そのあとは願った通りの激しいオセロ戦が展開されるわけです。

このタイムラグを意識しておかないと、せっかく明晰夢を見てもうまく楽しめせん。

(4) 映画『インセプション』を観よう!


実は、私が初めて明晰夢を見た際、その数日前に『インセプション』という映画を観ていました。

レオナルド・ディカプリオ主演の映画で、他人の夢の中に忍び込み、その人が頭の中に記憶している重要情報を盗み出すスパイたちのお話です。

私的には この映画を観たことが、自分の明晰夢初体験に繋がったのではないかと思っています。

明晰夢を観た際、後から冷静になってその内容を思い返すと「まさに インセプションの感じと同じだったな…」ということが結構ありました。

明晰夢を疑似体験できる映画

例えば、映画の中で スパイ達が ある女子学生を自分たちの仲間に勧誘するくだりがあります。

その勧誘の過程で、ある時 女子学生の方が「あ、今 夢の中にいるんだ…」って気づくシーンがあるんですが、その時の「は!」って驚く感じが、まさに明晰夢内で意識が覚醒した時のそれにものすごく似ている。

未見の方は、ぜひ一度 鑑賞してみてください。明晰夢を疑似体験できるのではないかと思います。

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明晰夢を見た際の注意点

明晰夢を見るようになってから、ちょっと怖い体験をしましたので、それも併せて紹介しておきます。

夢と現実を区別する物理的なアイテムを持て!

冬の終わりのある日、私はいつものように出勤経路を歩いていました。

朝から青空が広がる暖かい日で、交差点で信号待ちをしながら「いや~いい天気だな~」と 私は考えていました。

「本当にいい天気だな~、まるで…」と、そこまで考えて思わずドキッとしました。

そのあとにこんな言葉をつづけようと思ったからです。

「まるで、夢の中にいるみたいだ」

その日の天候が、私が初めて明晰夢を見た際の 夢の中の感じとそっくりだったんです。

夢と現実は紙一枚の差でしかない

思わず脂汗がでました。

「今、俺、夢の中にいるんじゃ、ないよね?」

これは夢の中の話ではありません、夢の中ではなく 本当に現実の世界の話。

ただ、今これが現実であることの証拠は、実は「自分がそう思うから」という程度の非常に不確かなものでしかありません。

夢の世界はでたらめの連続ですが、でたらめであることの筋は通っており、その中にいる限り、そこで経験する出来事は 意識の上では現実世界と同じだけの信憑性をもっているものです。

現実世界をしっかり認識するために

そうだとするならば、もしかすると今 俺は、自分は現実世界にいる…と思いこんで夢の中にいるだけなのではないか?

今目の前にある世界の不確かさに、パニックになりかけながら 私はふと気づいて右下の前歯を触りました。

夢の中でいつもぐらついている前歯は、ピクリともせず、しっかりと歯茎に固定されていました。

それで、ちょっとだけ、安心することができたのです。

明晰夢をみるようになると、夢の中の世界と現実世界が、自分が思っているほど明確に線引きできるものではないことに気づかされます。

この事実は かなりの恐怖を伴うもので、自分で実際に体験してみないとなかなか伝わりづらいと思いますが、精神的に結構ビシビシきます。

このうした恐怖と戦うためにも、私にとっての前歯のように、現実世界と夢の世界を分ける、確かなアイテムを持っておいた方がよいかと思います。

※ちなみに映画「インセプション」では 独楽(こま)がその役割を果たしていました。映画を観た際には大して意味のあるものとは思えなかったのですが、実際に明晰夢を経験した今となってはその重要性がわかります。

まとめ

「今日は明晰夢をみよう」と思って 見られるほどの技術は まだ私にはありません。

なので、ここで紹介しているのは「明晰夢をみる時は、こういうことをした時が多かったよ」というサンプル例にすぎないわけですが、なにかの参考になればと思います。

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