外部PCのリモート操作アプリ「Splashtopプレミアム」:基本機能と特徴のまとめ

slashtop

新型コロナを契機として、外部パソコンをリモート操作する機会が多くなりました。

私もこれまで「TeamViewer」のビジネスプランに加入し、3年ほど活用してきたのですが、年間 7万円弱の利用料が負担になってきました。

私の場合、週に数回、自宅から会社のPC画面を閲覧するのと、実家の父のパソコン操作指導ができればよいだけなので、高機能なTeamViewerは、まさに「宝の持ち腐れ」。※1

そこで、ライセンスの更新を前に、代替アプリをあれこれ検討し、価格面を考慮して 結局「Splashtop プレミアムicon」を 導入することにしました。

関連記事「Splashtopプレミアム」購入後の初期設定がちょっと煩雑だったので、作業の流れをまとめた記事を作成しました。興味がある方はこちらをご覧ください。

「Splashtop」の特徴

Splashtop

「Splashtop スプラッシュトップ」は、Splashtop社が開発・販売しているリモート操作アプリです。

「Splashtop」には、使用制限の異なるいくつかのグレードが存在しますが、今回私が導入した「プレミアム」は、Personalグレードのアプリに外部通信オプションを加わえたもので※1、国内販売店のソースネクストが取り扱っています。icon

「Splashtop プレミアム」は、1つのアカウントに対して 5台のパソコンまで接続対象として登録でき、PC、スマホ、タブレットから 外部のパソコンがリモート操作できます。

一言メモ
※1:「Splashtop Personal」自体は、同一ネットワーク内のデバイス間でしかリモート操作ができません。これに外部通信オプションが付属する「Splashtop プレミアム」だと、自宅や会社、実家など外部にあるパソコンのリモート操作が可能になります(詳しくは後述)
料金は「3,289円/年」

「Splashtopプレミアム」最大の特徴は、なんといっても利用料金の安さ!

1年ごとのサブスク契約となり、税込「3,289円/年」で利用が可能です。

一言メモ
サブスク契約が切れてしまうと、外部ネットワークとのリモート接続ができなくなります。サブスク更新の方法はコチラの記事にまとめています。
「5台」まで登録可能(実質 無制限)

接続される側のパソコン(Windows/Mac)は 5台まで登録可能です。

ただ「一度に登録できるデバイスの数が5台まで」というだけで、登録機器の追加・削除は自由にできます。

このため、同時に何台も操作する必要がないのであれば、登録できる外部デバイスの数は、実質無制限といえます。

接続設定が簡単(専用アカウントでログインするだけ)

操作する側/される側にアプリをインストールし、それぞれSplashtopアカウントでログインすれば、すぐにリモート接続が可能になります。

メールアドレスとパスワードの入力だけで外部パソコンに接続できるため、面倒なインターネットの設定などは必要がありません。

スマホ・タブレットからもリモート操作可能

「Splashtop プレミアム」は、スマホ、タブレットからパソコンをリモート操作することができます。もちろんパソコンから、別のパソコンを操作することも可能です。

  • 接続する側(クライアント)デバイス:iOS、Android、MAC、Windows(11.10.8.1)
  • 接続される側(ホスト)デバイス:MAC、Windows(11.10.8.1)、Linux

ただし、「接続される側」として登録できるのは、MAC・Windows・Linuxのパソコン機器限定となります。

このため、スマホ・タブレットから 別のスマホ・タブレットを操作することはできません。

音声出力も可能

リモート操作時に、双方の音声を出力することができます。

このため、実家の父親にパソコン操作をレクチャーする・・・といった場面では、別途 電話などする必要がなくなります。

アプリは無料で入手可能

Splashtopアプリは無料で何度でも入手できます。

このため、急遽、出先のパソコンをリモート対応にしたい場合などにも迅速に対応可能です。

一言メモ
ただし「接続する側」と「接続される側」とで、それぞれアプリが異なるためダウンロード時に注意が必要です。
ファイルの転送はできない

やや残念なのが、リモート操作時の デバイス間におけるファイル転送機能に非対応な点。

ファイルのやりとりは、Gigaファイル便や、DropBoxなどを活用する必要があります。

一言メモ
上級グレードの「Splashtop Business」は、ファイル転送機能に対応しています。
【補足】「パーソナル版」と「プレミアム版」の違い

「Splashtop」には、無料で利用できる「パーソナル版」というグレードが存在します。

こちらも 1つのSplashtopアカウントに対して、5台のパソコンまで接続対象として登録可能です(しかも無料)。

ただし「パーソナル版」の場合、操作可能なのは 同一ネットワーク内のデバイス同士のみ。

このため、会社PCから自宅のパソコンを操作するとか、離れて暮らす実家のパソコンを操作する・・・といったことはできません、

外部からデバイスを操作する場合は、別途「Anywhere Access Pack」という外部通信オプションを購入する必要があります。

で、このオプションの国内販売バージョンが、ソースネクストから発売されている「Splashtopプレミアム」という商品になります。※2

このため、ソースネクストで「Splashtopプレミアム」を購入しても、実際に手元に届くのは、「Anywhere Access Pack」を有効にするためのコードのみとなります。

アプリ本体は、Splashtop公式サイトから別途ダウンロードする必要があります。

MEMO

※2:正確には「Splashtopプレミアム」は、Splashtop Personalへのオプション機能として提供されている「Productivity Pack」と「Anywhere Access Pack」を改題したものです。

【追記】「Splashtopプレミアム」の利用範囲

「Splashtopプレミアム」の利用範囲に関して、サポートに確認したところ以下のような回答でした。

まとめ:機能は限定的だが安価で満足

Splashtop

ファイル転送機能がないのは残念ですが、価格を考えると不満はありません。DropBoxなどで代用できるし・・・

そこまで高機能でなくていいから、気軽にリモート接続できるアプリが欲しい・・・そういった用途に、Splashtopプレミアムがおすすめです。

「Splashtopプレミアム」を購入する

関連記事「Splashtopプレミアム」購入後の初期設定がちょっと煩雑だったので、作業の流れをまとめた記事を作成しました。興味がある方はこちらをご覧ください。

当ブログでは「Splashtopプレミアム」関連の記事をいくつか書いています。興味がある方は、以下も合わせてお読みください。

1件のコメント

2019年から使っています。アップルアプリ内課金でAnywhere Access Pack
Yearly 自動更新 $16.99で継続使用中です。色々使ってみたが無料のアプリは
遅くて動画再生には不向き、安価で実用的なのはこちらのアプリだけでした。
但しインターネット回線は高速でないと動画には不向きです。うちは
別宅が楽天光で350Mbps、本宅がNURO光で600Mbps程度のIPv6接続になっています。
言われているようにファイル転送が出来ないのが唯一の不満点ですが、うちはGoogleドライブ
無料15GBを主に使っています。Googleも高速なのでストレスフリーです。

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