こんにちは、管理人の高田です(プロフィール)。
この記事では、大沢逸美さん主演のVシネマ『おとこ喰い』について 私の熱い思いをまとめています。
これぞ王道のセクシーVシネマ!
"あなたはギターを弾いてお金を稼ぐ。
わたしは 尺八を吹いて そいつを突っ込ませてお金を稼ぐ!"
けだし名言である。
ミュージシャンを目指す若い青年のパトロンとして、金銭はもとより、自分の生活の全てを捧げたソープ嬢が、最後まで悟られまいとしていた自らの職業を披露した際に、青年に向けて発したのがこの言葉である。
ギターと尺八。
上手いこといったものである。
大沢逸美が、東京吉原の人気ソープ嬢を演じたコチラの作品『おとこ喰い』。
「おそらくは 大沢逸美のヌード・・・ただそれだけの作品なんだろう」という事前の期待を 1ミリも裏切らない起伏の無いストーリー展開と、前座として散発的に(意味無く)挿入される、よく知らない女優達による脱ぎ&絡みシーン。
そして、小料理屋の女将役・高樹澪(脱ぎは無し)や、ラッキィ池田など、一切 ドラマの本筋に絡むことの無いとってつけたようなキャスティング。
そう、どこをどう切っても「Vシネマ」なのである。
『おとこ喰い(1)』のあらすじ
東京・吉原で人気NO.1のソープ嬢・マドカ。
彼女はある日、街で交通整理をする青年・ススムと出会う。彼はシド・ビシャスに憧れる、売れないバンドマン。
生意気ながらどこか憎めないススムに興味を惹かれるマドカ。
10も歳の離れた彼を弟のように可愛がり、何かにつけて生活の面倒をみるようになっていく。
2人の距離は次第に近づいてゆくが、まどかはススムに自分の職業を伝えられずにいた。
そんなある日、ススムは、仲間の持ち込んだ雑誌の記事で、マドカがソープ嬢だということを知ってしまう・・・
一方、マドカの同僚・エリは、甲斐性無しの彼氏・リュウイチとその上司・前田に頼まれて、とある製薬会社の重役を接待する。
前田から客のコンドームの中に謎の漢方薬を仕込むように指示されたエリは、素直にそれに従うが、それは悲劇の始まりだった・・・
『おとこ喰い(1)』の感想
一応 原作(漫画)があるようですが、正直そんなことはどうでもよく、大沢逸美にマットプレーを演じさせたい逆算からすべてが計算されつくされた大時代的な作品。
マドカとバンドマン・ススムの恋愛物語と、マドカの同僚・エリが巻き込まれる恐喝事件とが同時進行するわけですが・・・
ドラマに関しては、内容が薄っぺら過ぎて ピクリとも盛り上がるところはありません。
でも、そこがいいわけですよ。
ちなみに続編もあります。
主演の「大沢逸美」さんについて
さて、本作の主演・大沢逸美さんについて少し情報をまとめておきましょう(wikipedia)。
1966年生まれ。1982年に第7回 ホリプロスカウトキャラバン・グランプリを受賞して、翌年デビュー。以後、歌手としての活動の他に女優としても活躍。
近年では、俳優業のかたわら、自身の体験をもとに老人介護についての講演活動なども行っていらっしゃるようですね。
大沢逸美(オオサワイツミ) | ホリプロオフィシャルサイト
ホリプロは、昭和35年(1960年)の創業以降、「文化をプロモートする人間産業」という企業理念のもと、タレントの発掘・育成を強みとするマネージメント事業を中心として、番組やCMを制作する映像事業、ミュージカルなどの演劇をプロデュースする公演事業など、さまざまな事業を複合的に展開する総合エンターテイメント企業です。
20代の終わりにヘアヌード写真集「CAST」を発表(1995年)。
翌年には映画初主演作となった『セラフィムの夜』が公開されています。
この作品は、花村萬月の原作を高橋判明監督が映像化したもので、過激なシーンが話題になりました。若き日の西島秀俊や白竜が出演していることでも一部で有名です。
公式プロフィールを見ると、この96年前後には、名匠・小沼勝の『快楽殺人捜査官囮』とか、若松孝二 監督『標的 羊たちの哀しみ』、時代劇ロマン『女郎蜘蛛』などの単館・Vシネマ系のセクシー作品に立て続けに出演していますね。
まとめ
というわけで、大沢逸美がソープ嬢を演じた名作!『おとこ喰い』鑑賞記でした。
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