こんにちは、見守り番長・高田です。
この記事では 家族の位置見守り機「FamilyDot ファミリードット」の機能・特徴と、使用した際の使い勝手や感想をまとめています。※結論だけ知りたい方はここをクリック(ページ下部に飛びます)
まずは この記事の結論から。「FamilyDot ファミリードット」を使用した私の感想は以下のとおりです。
- 位置情報の精度は かなり「ザックリ」
- 対象者が建物内に入ると 精度が落ちる(地下鉄も苦手)
- 1万円を切る価格(税込:9,900円)が魅力!
- 購入後 2年間は維持費が 発生しないのでコスパ良し!
- 「監視」ではなく ざっくり「見守る」用途におすすめ!
それでは詳しくみていきましょう。
記事の目次
「FamilyDot」の基本機能
「FamilyDot(ファミリードット)」は、家族が今どこにいるかを教えてくれる見守り機です。
見守りたい家族に「FamilyDot」端末を持たせておくと、スマホ・タブレットの専用アプリ上で 対象者の現在位置を確認することができます。
家族・・・特に 小さなお子さんやお年寄りに「FamilyDot」を持たせておけば、離れた場所にいても安心して 彼/彼女を見守ることができます。
「FamilyDot」は、数分ごとに電波を検出して 見守り対象者の現在位置を計測します。
居場所の特定頻度は「3/5/10分 間隔」から選択することができ、過去24時間分の移動ルートが確認できます。
「FamilyDot」は、見守り対象者が特定の行動をした際に 自動で通知をしてくれます。
- エリア通知機能:あらかじめ登録したエリアに「入った/退出した」タイミングで通知を受け取ることができます。例えば、子供が学校を出た時や、家に着いたタイミングを知る際に便利です。
- 乗り物通知機能:対象者が電車やバスなどの乗り物で移動していることを検知したら自動で通知してくれます。
- 一時エリア通知:一時的にエリアを設定し、見守り対象者がそこから離れると通知するように設定することもできます。例えば、遊園地やデパートなどで設定しておくと 子供が迷子になるのを防げます。
「FamilyDot」を使用した感想
ということで、実際に「FamilyDot」を購入してみました!
内容物はこんな感じです。
- 取り扱い説明書
- ユーザー登録カード&保証書
- FamilyDot本体
- 充電用USBケーブル(Micro-B) ※ACアダプタは付属しません
外観:とにかく小さくて軽い!
外観はこんな感じで非常にコンパクト( 縦:45 x 横:45 x 高さ:18.5mm)。
重さも「34.5g」しかないので、カバンなどにつけても特に気になることはないかと思います。
側面には 充電用のUSBポート(2)と、充電状況を知らせるLEDライト(1)、そしてリセットボタン(3)があります。
また ストラップ用の穴も開けられています。
裏面には 有料オプションのイラスト&名前を入れてみました!
位置情報の精度は「ザックリとこの辺」
というわけで、FamilyDot購入後 1カ月ほど実際に自分で持ち歩いて、精度や使い勝手などを検証してみました。
まず 大事なポイントとして、FamilyDotアプリに表示されるのはあくまで「3/5/10分に1回の測定時点の保持者の位置(点)」であり、あとはそれを単純に直線で繋いだ「線」で構成されるということ。
保持者が歩いた道沿いに足跡が綺麗にトレース表示されるわけではないので、その点は注意が必要です。
下図は、私が実際にFamilyDotを持ち歩いた際のアプリ上の表示です。※赤い点線(A)が実際に歩いた経路で、緑の点と線(B)がFamilyDot上の表示
最も詳細な計測が可能な「3分に1回」を選択していますが、それでも上図レベルが限界です。
ただ「具体的にどの道を歩いたか?」ではなく「ザックリどの辺を移動していたか?」を把握するのにはこの程度の精度でも十分かと思います。
下図は、もっと広い範囲で約2km程度を散歩した際のものです。※赤の点線が実際に歩いたルート
この程度の広範囲表示になると、おおむね正確にマッピングできていることが分かります(時折 緑の線が画面外に出てしまっているのは通信時の不具合と思われます)。
建物内に入ると結構アバウト
ただし ビルなどの建物に入ってしまうと、測位の精度はグッと低下します。
中野ブロードウェー(ビル内)を1時間ほどブラブラした際の経路表示が↓コチラ。
実際に私が居たのは「図A」の赤線内(中野ブロードウェー)ですが、アプリ上の表示(Bの線と点)では 30~50M程度離れた小道やお店をハシゴして歩いていた感じになってしまっています。
以上を踏まえて あらためて位置情報の精度を考えてみると、FamilyDotアプリに示される通過地点の経路などは「ザックリこのへんを通った」くらいに受け止めるのがよさそうです。
例えば「保持者がどの道を通ったか?」「どのお店に立ち寄ったか?」といった細かい情報までを特定するのは難しく、実際の位置や移動経路は アプリ上の表示に対して「±50M程度」の誤差があるものと、見守る側は認識しておいた方がよいかと思います。
ただ 家族の「監視」ではなく「見守り」機能としては このくらいの精度でも十分なのかな、と思います。 奥さん(旦那さん)の浮気調査目的とかにはちょっと不向きですね 笑
バッテリーの持ち時間は「2~3日」程度
バッテリーの持ち時間も気になるところですが、私の場合、3分に1回測位に設定した状態で 2~3日に1回の頻度で充電していました。
公式サイトの説明でも「3分に1回の測位頻度で、ファミリードット本体を持ったユーザーが移動し続けていた場合で約10時間持ちます」とのことなので、このくらいがひとつの目安となるようです。
少しでもバッテリーの持ち時間を長くする方法はないか、サポートに確認したところ以下のような返答でした。
- 本体の電源を切ることはできない
- 本体が動く(揺れる)と位置測定機能がはたらく仕組みになっているので 使わない時は振動が少ない場所に置いた方がよい
- 「フライトモード」をオンにすると 指定時間が経過するまで測位を行わないので バッテリー消費が軽減される
「FamilyDot」の気になったところ
通知をアプリ側で確認できるようにしてほしい
エリア通知や、乗り物通知、バッテリー残量低下通知などは、スマホの「通知センター」機能を利用して表示されます。
ただしこの通知、アプリ側からは見られず保存もされないため、「通知センター」の設定によっては 通知を見落としてしまうことも・・・
アプリ側で通知履歴が一括で確認できるといいんですけどね~
ルート履歴の表示スケールが狭い
保持者が移動した過去24時間分のルートは、アプリ上で確認できます。
アプリ下部のスライダを動かすと、過去の各時点の位置を細かく確認できるのですが このスライダの縮尺がスケールが大まか狭すぎる!
一応、スケールを「12時間/24時間」で切り替えできるようには なっているものの、「3分間隔」で1時間ほどの移動経路を確認したい場合などは 12時間でも狭すぎ・・・
せめて1時間単位のスケールも用意して欲しかったですね。
地下鉄の乗り物検知は・・・
FamilyDotには、保持者が電車などで移動を開始した場合に通知してくれる機能(乗り物通知)が備わっています。
ただ、これ、山手線などでは問題なく通知が届きましたが、地下鉄ではちょっと厳しい感じでしたね。
1カ月間、丸ノ内線(地下鉄)での通勤時にFamilyDotをもって行きましたが、遂に通知は届きませんでした。こちらは早急に改善を求めたいところです。
「FamilyDot」の良かったところ
追加料金が発生しない
「FamilyDot」最大の特徴といってもいいのが「追加料金が発生しない」点。
GPSを用いて位置情報を提供する端末&サービスは「FamilyDot」以外にも多数ありますが、それらの多くは、端末代のほかに月額利用料が発生したり、1回の位置計測ごとに別料金が生じる仕組みが一般的です。
「FamilyDot」の場合は、端末の購入費用に2年間分の「通信料&利用料」が含まれています。
その間は いわば「使い放題」で利用でき、何度使っても追加料金は発生しません。※2年経過後は、1年ごとに5,500円(税込)で更新利用が可能です
複数人で見守りできる
「FamilyDot」は、見守る人/見守られる人を 複数登録できます。
例えば、「子供」の行動を「父・母・祖父・祖母」がそれぞれ見守ることも可能ですし、父が一人で「子供(兄)」と「子供(妹)」の2名を見守る(※1)といったこともできます。 追加費用などは一切不要です。
面倒な設定が必要ない
「FamilyDot」端末には ボタンの類は一切ありません。※電源ボタンすらありません
そのため、見守り対象者の側で面倒な設定の必要はありませんし、アラームや着信⾳が鳴ることもありません。
防水&防塵で安心
「FamilyDot」端末は 防水・防塵性能IP65規格を取得しているため、雨の日でも安心です。
ストラップホールも付いており、⾸やカバンから下げたり、⾃転⾞などにワイヤーロックで⽌めたりして使用することもできます。
海外でも利用可能
「FamilyDot」端末は 電波の送受信に用いるチップ(SIM)が あらかじめ内臓された状態で出荷されます。
このため、ユーザー側で面倒な契約&設定を行うことなく 利用することができます。
しかも「FamilyDot」のSIMは海外でも使用できるようになっており、世界79の国や地域で利用可能です。※利用可能エリアはコチラ
発売時は「中国、香港、台湾」で使えるとの案内がありましたが、その後 これらの地域では使えないと訂正がありました。
どのキャリアでも利用可能
競合する位置特定サービスの中には、見守る人/見守られる人が 同じキャリア(通信サービス)を利用しなければいけないものもあります。
しかし「FamilyDot」は、専用アプリを用いて 現在位置を表示する仕組みになっているため、キャリアに縛られることがありません。
アプリもiOS/Andoroid 両方に対応しているため、スマホ・タブレットを持っていれば 誰でも利用が可能です。
まとめ:期間中の「維持費 0円」が最大の魅力
というわけで「FamilyDot ファミリードット」の機能・特徴と使用した感想でした。
現在位置の測定機能だけに限定すれば、スマホの地図アプリの方が精度は高いです(価格が全く違うので比べるのもあれですが)。
ただ、スマホだと子供が変なアプリ使ったりしないか不安も多いし、通信費も心配・・・
「精度はそこまで必要ないから、家族が通常と異なる行動をしていないか? 遠くに行ったりしてないか? をザックリ見守れればいい」という方にはFamilyDotがおすすめです。
FamilyDotの場合、子供や家族にサッと持たせられる気軽さと、「2年間」の通信費込みで1万円を切る価格(9,900円)が最大の魅力。
行動を細かく「監視」するのではなく ザックリと「見守りたい」、そんな用途に丁度よい感じですね。
「FamilyDot(ファミリードット)」は↓こちらから購入できます。
一度も使わずに原稿書いてますね!?ヽ༼⁰o⁰;༽ノ
ご指摘ありがとうございます。
ちょっと検証に時間がかかっておりましたが、ようやく記事を更新できました。
これ、ノジマで7600円で売ってたんで買ってきました。
三年目以降更新料が5500円/年なら、更新しないでまた新しいのを買った方がずっとお得ですよね。
せめて二年間で5500円でないと更新する意味がわからない。
つうか、2年ごとに買ってたら端末がいっぱいになっちゃう。
コメントありがとうございます。
仰るとおりですね。割引前の通常価格(9,900円)で 考えても更新して利用するメリットがありません。いくらかでも安くなってくれるといいんですけどね。
こんにちは!子供に使っています!
時々「ここにいます」の緑のフチガ灰色になるんですけど、なりますか?
あれはどういうことなんでしょう??
あと、先週から充電しても1%から増えなくなりました。故障なのかなぁとしょんぼりてます。
コメントありがとうございます。
縁が灰色になる事例は、私の環境ではなったことがないので、わかりません。「充電しても1%」はきついですね・・・
一度、サポートの方に問い合わせてみるか、本体を初期化してみてはいかがでしょうか?
初期化した場合、もろもろ設定を再度やり直す必要はありますが、単純な不具合であれば解消する可能性があります。
・初期化するには?【FamilyDot】
https://faq.sourcenext.com/app/answers/detail/a_id/10577/session/L2F2LzEvdGltZS8xNjM3ODIyMDU0L2dlbi8xNjM3ODIyMDU0L3NpZC9mVWJCX0N0ZiU3RXRzTXZlOHRWNFJmT3NjTWpralN1dGMyaWdaUEtpaW53QUl2eGY2cWVyMnlyWng3JTdFdDBkekRNelRJcjVtaU42UnJ1dWQ3TllJU0lnSW1sN000QUdVS0RfVFg4Skt5ZlEydjB2WFFLSWZpUVpvT0h3JTIxJTIx
ありがとうございました!初期化したら直りました〜!
カスタマーセンターにも問い合わせをしてみたのですが、フチが灰色になるのは一時的な不具合によるものだそうで、こちらも初期化をすると直りますとのことでした(*^^*)
これで子供の通学をそっと見守る事ができます♬︎♡ありがとうございました(*^^*)
よかったですね!