私の事務所が入居している建物は 築ウン十年のオンボロで、色々とガタがきているのですが、先日 収納扉を支える蝶番(ちょうつがい)部分が 思いっきり外れてしまいました。
蝶番を止めていたネジのネジ穴がユルユルになって、すっぽりと抜けてしまった模様。
ひとまずユルユルの穴に再度ネジを戻してみたものの、当然ながら扉を開く度に ネジが抜けてしまい ストレスが半端ありません。
何かいい方法は無いかとネットで調べたところ、こうしたネジ穴を補修する「パテ」なるものがあることが判明。 早速、東急ハンズへと出かけました。
ネジ穴の「補修パテ」を購入する
「壁用補修」コーナーにそれらしき一角を発見。
で、ロックタイト「多用途補修パテ」というのを購入しました。
ネット通販だと↓コチラで買えます。
内容物はこんな感じ。パテの入った容器と、作業用のビニール手袋です。
ネジ穴の補修作業を行う
実際の作業に入る前に、必要なものものを確認しておきましょう。
作業に必要なもの
- 補修用のパテ(ロックタイト多用途補修パテ DHP-481)
- 輪ゴム:4個ほど(手袋の手首部分を固定する)
- 爪楊枝:2~3本(パテを穴に押し込む)
ビニール手袋の手首部分は輪ゴムなどで固定するのがお勧めです。パテをこねる時にくっついて邪魔になります。
作業の手順
それでは実際の作業手順を紹介します。
以降の写真では ビニール手袋をしていませんが、まず初めに ビニール手袋を装着されることをお勧めします。
【1】まずは 容器からパテ(青い粘土のようなもの)を取り出します。
【2】続いて 容器のフタを下図のように上下逆さまにして装着します。
【3】容器フタのギザギザを利用して、パテを適当な大きさに切り取ります。
パテはネジ穴が埋まる程度にあればよいので、0.5~1cmほどで十分かと思います。
残ったパテはすぐに容器に戻してフタをしましょう(パテは乾燥が早いので注意)
【4】切り取ったパテを 指で練り(しっかりと練りましょう)、1分ほど練ったら ネジ穴にパテを練りこみます。
爪楊枝を使って穴の奥までしっかりパテで埋めましょう。
【5】あとはパテが乾くのを待ちます。
ロックタイトのパテは速乾性が売りなので、一応 15分ほどでも実用的な硬さにはなるようですが、「最大強度」を求めるのであれば24時間ほどかかるとのこと。
また外れるのもいやなので、丸一日放置しました。
24時間待って完成
で 24時間経過後、ネジを取り付けてみると(※下図は途中段階)
お~、普通にしっかりした強度を持ちながら、ネジが入っていきます。
我が社には電動ドライバのようなものは無いので 「コチンコチンに硬くなりすぎてたらどうしよう…」と ちょっと不安もあったのですが、手動でも十分にネジが回せます。
以下が 修繕の完成写真です。
ネジがグラグラすることもなく、しっかり蝶番を固定してくれています。
素晴らしいですね。これでストレスから解消されました。
まとめ:一般家庭なら「5g x 2」タイプで十分
今回 私が購入したのは ↓こちらの容量「48g」タイプのパテでした。
ただ ネジ穴を埋めるだけであれば ここまで容量はいらないので、↓以下のような「5g x 2」タイプで十分だと思います。
また ネジ穴は手動でも切れますが、女性の方などは、以下のような電動ドライバーがあると作業が便利になると思います。