【レビュー】「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」を使用した感想と気になった点

こんにちは、足の冷えに悩むヘビー・デスクワーカーの高田です(プロフィール)。

この記事では、私が クロッツから発売されている「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」を使用した際の感想をまとめています。

はじめに

管理人の足用ショートタイプ(底あり)

以前から欲しかった「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」をついに購入してしまいました!

「やわらか湯たんぽ」は、ヘルメット潜水株式会社(クロッツ)という、いかつい名前の会社から発売されている、ウェットスーツ素材でできた湯たんぽのシリーズ。

私が購入した「足用タイプ(ブーツ型)」は、つま先・足裏から くるぶしまでが温まると話題の人気商品です。

長年の夢が叶った!

「冷え性大臣」ともあだ名される私は、ずっと以前から目を付けていたのですが、お値段が高額なのもあって(1万5千円強)、長いこと購入を躊躇しておりました。

しかし 底冷えする日々に耐え切れなくなり 一念発起!

「えいやあ!」と注文ボタンを押し、4日ほどで商品が到着しました。

自宅に届いた「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」

つ、ついに買ってしまった・・・

「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」の基本情報

まずは「やわらか湯たんぽ」の基本情報を確認しておきましょう。※レビューだけ読みたい方はこちらをクリック

やわらか湯たんぽ とは?

「やわらか湯たんぽ」は、クロッツが製作・販売しているウエットスーツ地の湯たんぽの総称です。

この記事で紹介している「足用タイプ」の他にも、オーソドックスな「たまご型」や、肩掛けタイプ、手用タイプなどたくさんの種類があります。

created by Rinker
CLO'Z
¥3,630 (2024/04/20 20:39:43時点 Amazon調べ-詳細)

足用タイプ(ブーツ型)の種類

足用タイプ(ブーツ型)の「やわらか湯たんぽ」には 大きく3種類があります。※2020年1月現在

各タイプにはさらに、全面がウエットスーツ地の「底なし型」と、裏面にゴムを貼って室内の軽い移動ができるようにした「底あり型」が用意されています。

足用ノーマルタイプ(底あり/なし)

下スネあたりまでをカバーするタイプです。

足用ショートタイプ(底あり/なし)

くるぶしあたりまでをカバーするタイプです。※この記事で紹介しているのはこちら

両足用タイプ

両足を入れて使用するタイプです。

created by Rinker
CLO'Z
¥9,414 (2024/04/20 20:39:44時点 Amazon調べ-詳細)

サイズ・カラー

カラーは「レッド・ブラック・ネイビー」が基本。 ・・・なのですが、公式サイトをみても 限定色などが多数展開されており 一概に「この色があります」と説明するのがちょっと難しい感じです。

内容物と外観(ショートタイプ・底あり)

私が購入したのは「やわらか湯たんぽ(足用ショートタイプ・底あり版)」で、サイズは「M(27cm)」です。

内容物はこんな感じ。

内容物
  1. やわらか湯たんぽ 本体
  2. 漏斗 ※お湯を入れる時に使用

※このほかに 使用時の注意を記載した説明書と保証書が付属します

やわらか湯たんぽ(足用):正面

ブーツの高さは「消臭力」と同じくらいです(高さ13cm)。※ショートタイプ

やわらか湯たんぽ(足用):高さを比較

素材はウエットスーツの素材です。

やわらか湯たんぽ(足用):素材

中までウエットスーツの素材になっています。

やわらか湯たんぽ(足用):内部

赤いステッチが可愛らしいですね。

やわらか湯たんぽ(足用):上から

赤いポッチ部分は、お湯を入れる給水口になります。

やわらか湯たんぽ(足用):赤いポッチ部分

ポッチを外すと こんな感じ。

ポッチを外した

靴の底はこんな感じ。結構しっかりとしたゴム(クロロプレンゴム)が縫い付けられています。※底ありタイプ

やわらか湯たんぽ(足用):底面

こちらは、お湯を入れる時に使う漏斗。

漏斗

お湯の入れ方

専用の漏斗にはネジ溝が切ってあるため、クルクル回すと…

漏斗を装着

本体側にしっかりと固定されます。

固定された

この状態でお湯を入れます(最大1.1L)。

お湯を注ぐ

※専用ロートや赤いポッチなどは、失くしてしまっても単品で追加購入が可能です。

温度の調整が必要!

説明書によると、やわらか湯たんぽには「70~80度のお湯を入れてください」とのこと。

お湯の温度を確認

沸騰後のお湯はすぐに使えないので、水を足して温度を調整する必要があります。

これは、ちょっと面倒ですね。キッチン用の温度計は持っておいた方が良いかもしれません。

「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」を使用した感想

やわらか湯たんぽ(足用):装着時

「あったけ~!」 足を入れた瞬間に自然と口からこぼれたのがこの言葉。思わず笑顔になってしまうような暖かさです。

ブーツは下図のような構造になっているので、足の裏までちゃんとお湯が回ります。

やわらか湯たんぽ(足用)の構造

足の裏や指先はもちろん、足の甲の部分やくるぶしまで 全体がすっぽりと暖かさに包まれる感じですね。

足元全体がポカポカと温まる

似たような形状の足温グッズで「ヒータースリッパ」というのがあるんですが、あれとは全く違いますね。

「ヒータースリッパ」は 内部に電熱線のシートが仕込んであり、それが発熱することで内部を温める仕組みなんですが どうしても発熱シート周りしか暖かくならないんですね。

そこにいくと こちらのやわらか湯たんぽは、足全体をお湯が覆っているので 足元全体がポカポカと温まる感じ。

気持ちがほっこりする暖かさ・・・
やわらか湯たんぽ(足用)装着例2

また、構造上お湯の中に足をいれている形になるので、お湯がタプタプと揺れる感覚が またホッコリとして気持ちいい。

これまで、マルチヒーターをはじめとする足温グッズを いくつか試してきた私ですが、この感じは初体験。

暖かさはどのくらい続く?

暖かさの持続時間ですが、私の環境では 両足に1Lづつのお湯を入れた状態で2~3時間ほど温かさが持続する感じです。

ちなみに メーカー公式の説明によると、以下の通り。

温かさの持続時間の目安は、お湯容量1.0リットル以上の容量のタイプで、おふとんの中だと5~9時間ほど、お部屋での使用時は2~5時間ほどです。(※室温・湯量によって持続時間は異なります)。 CLO’Z公式サイトより

私の場合、脱いだり 履いたりを繰り返す使い方なので、スリッパ内部が外気に触れる機会が多いため、ちょと持続時間が短めになってしまうようです。

ただ、ウエットスーツ素材で保温性に優れているため、スリッパ内部の熱が逃げにくく、たしかに3~4時間経過しても、ほんのりとした温かさはずっと持続します。

温まった足の体温で、スリッパ内部の温度が 温かいまま保温されているようなイメージです。

温度を計測してみると?

試しに、スタート時に「約72度」だったお湯を、3時間ほど経過したところで抜き取って 温度を計測してみました。

3時間後の温度(37.7度)

結果は 37.7度。ほぼ体温くらいでしょうか?

先述のように、私の場合 脱いだり・履いたりを繰り返してこの温度なので、着用時間が長くなるほど、もっと長い時間 お湯の温度が高いまま保持されると思います。

注意

数値はあくまで私の環境においてのものなので 参考程度にお考え下さい。

低温ヤケドは大丈夫?

購入前に気になったのが「低温ヤケドしやすいんじゃないの?」という点。

メーカーの説明は↓こんな感じです。

生地の中に微細な気泡が無数にあり、その気泡の作用で熱の伝わり具合が緩やかなため、カバーなしで直接身体に密着させても低温やけどをしにくい構造になっています。(※お肌の弱い方は、素肌への長時間のご使用はお避けください。) CLO’Z公式サイトより

ただ、実際に私が履いてみた感じでは、低温やけど云々以前に 最初の30分ほどはスリッパ内部がかなり熱くなるので、ずっと足を突っ込んでいるのがそもそも難しい(笑)。

適度に 脱いだり・履いたりを繰り返すような感じになります。低温やけどする可能性は低いものの ゼロではないので 適度に調整しながら着用することをおすすめします。

MEMO

【2019.05追記】公式サイトの解説漫画によると むしろ足を入れ続けた方が低温やけどしにくくなるとのこと(※詳細はコチラ

気になった点

気になった…といっても、商品そのものの問題というよりは「湯たんぽ」ゆえのデメリットという感じですね。

セッティングが面倒…

「湯たんぽ」ゆえの宿命という感じですが、スイッチひとつで暖かくなるマルチヒーターなどと比べると、どうしてもセッティングに時間がかかるのが難点です。

我が家の場合、1回で両足分のお湯が出来ないので、2度にわたってお湯を沸かす必要があるのもネック。使用後も、お湯抜きの作業が必要になります。

当然ながら温度調整はできない…

これまた当たり前ですが、あくまで湯たんぽなので 温度調整とかはできません。

お湯を入れ、最初のうちはいいんですが、5分ほどすると「ちょっと熱すぎ!」って感じになりますね。低温やけどには注意したいところです。

最初のうちは、脱いでは履き・履いては脱ぎを繰り返す感じになると思います。

MEMO

【2019.12追記】その後何度か使用してみて分かったことですが、お湯の量を減らし 片足につき0.5リットルづつにしてみたところ温度がちょうどいい感じになりました。その分 全体の継続時間は短くなりますが、熱すぎて困っている方におすすめです。沸かすお湯の量も少なくなるのでおすすめ。

お湯を結構つかう

お湯の容量は、片足分で「1.1L」となっています(ショートタイプの場合)。

つまり両足で「2.2L」。

我が家のティファールだと、一度に最大0.8Lまでしか湧かせないため、2度に分けてお湯を作っています。

ただ 実際には、0.8Lでお湯を沸かし、70度に下げるためコップ1杯分の水を後から加えると、ちょうどいいくらいの分量になるので、それほどストレスではないかな。

良かった点

続いて、良かった点です。

包み込まれるような暖かさが最高!

やわらか湯たんぽ(足用)装着時3

先に書いたように、とにかく足全体が包み込まれるような暖かさが最高で、一度体験してしまうと、お湯を沸かす面倒くささも吹っ飛ぶ感じですね。

サイズ28cmの高田でも履けた!【追記アリ】

購入前に最大の心配時だったのが「足のサイズが合うかどうか?」

私が購入した当時、やわらか湯たんぽの最大サイズは「Mサイズ」となっており、公式サイトの表記によると「M=27cm」

で、私の足のサイズが「28.0cm強」といったところ。※28.5サイズの靴だと足先にちょっと余裕ができるくらいの感じ。

無理かな~と思いつつ、思い切って購入してみたのですが・・・

やわらか湯たんぽ(足用)装着時4

あ、大丈夫だ…

つま先が先端に当たっているものの、湯たんぽ自体がウェットスーツ素材のため ある程度の伸縮性があり キツキツというほどではありません。

つま先に遊びが無いのが気になる方にはおすすめできませんが、多少の圧迫感があってもよいというのであれば、28.0cmの人でも大丈夫だと思います(注:追記部分をお読みください)。

MEMO

【2020.01追記】その後、ショートタイプには サイズ「L(30cm)」と「XL(33cm)」が追加になりました。私と同じ28cm前後の方にはLサイズ以上をおすすめします。

底アリ版なので移動も可能(だけど…)

現在、やわらか湯たんぽには「底あり」と「底なし」のバージョンがあるのですが、今回私が購入したのは底アリ版です。

裏面はしっかりしたゴムが付いており、お湯を入れた状態での移動も可能。

やわらか湯たんぽ(足用):底面

ただ、当然ながらゴム底部分と実際の足の間にお湯が入っているので、結構 歩きづらいです。お湯の分 重いし。

なので「装着したまま移動可能」といっても、実際には ちょっとトイレにいくとか、その辺のものを取る、とかくらいのイメージですね。

まとめ:優しい気持ちになれる暖かさ

というわけで、やわらか湯たんぽを使用した感想でした。

これまで試してきた足温グッズの中で、最大級に上品な暖かさでしたね。 お湯がタポタポ揺れるのも感じられるので、ちょっとした癒し効果のようなものも味わえます。

そういう意味では、デスクワークには向いていないかもしれない(笑)。

MEMO

【2019.05追記】電気通信大学の解析によると、やわらか湯たんぽを履くと、実際に「抑うつ、ストレス改善」に繋がったそうです(※詳細は公式サイトの解説漫画で確認できます)。

やわらか湯たんぽ(足用タイプ)を購入する

「やわらか湯たんぽ(足用タイプ)」は、公式ストア(CRO’Z)をはじめ、アマゾンや楽天などのネット通販で購入できます。

足用ノーマルタイプ

足用ショートタイプ

両足用タイプ

created by Rinker
CLO'Z
¥9,414 (2024/04/20 20:39:44時点 Amazon調べ-詳細)

関連する記事

夏場など「やわらか湯たんぽ」を長期保管する際のメンテナンス方法も記事にしています。興味がある方は↓こちらもどうぞ。

足元の冷え対策に関しては 以下のような記事も書いていますので、合わせてお読みください。