Style Athlete(スタイル アスリート)を8ヶ月間使用した感想と購入時の注意点

数年前にやらかしたギックリ腰のトラウマから、姿勢サポートシートをこよなく愛する私・高田、所用で出かけた東急ハンズで 気になる製品を発見しました!

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MTGから発売されている「Style Athlete スタイルアスリート」です。

MTGというと、シックスパッドなどのトレーニングギアでお馴染みですが、「Style」という姿勢サポートシートのブランドも展開しており、形や用途が異なる数種類のモデルが発売されています。

売り場には Styleファミリーの製品が全て揃っていたので ひととおり全部試し座りしてみたのですが、その中で 最もしっくりきたのが「Style Athlete スタイル アスリート」

当日は年に1度のバーゲンセール(ハンズメッセ)だったこともあり、 その場で即 スタイル アスリートを購入してしまいました。

「スタイル アスリート」の外観

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で、買ってきたのが↑こちら(色はブライトグリーン)。

商品は メッシュ地のバッグにはいって売られています。持ち運びに便利ですね。

ただ 商品自体がデカいので、もし会社などで使う前提なのであれば、通販で購入して そちらに配達してもらった方が良いと思います。

私は「東急ハンズ → 自宅 → 会社」と手持ちで電車移動しましたが、結構かさばってシンドイ思いをしました(重さは大したことありませんでしたが)。

独特なデザイン・・・
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近未来を思わせるなかなかゴツイ容姿ですが、実はこのデザインこそが この商品の要。

10個に分割されたブロックが、それぞれ腰周りの各部位に対応しており、使用者に正しい体の位置を意識させてくれる仕組になっています。

「仙骨」を意識させる工夫
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特に、特徴的なのが「仙骨」を意識させてくれるという、商品ロゴ上の出っ張り。

ここだけベース面から2~3cmほど隆起しています。

「仙骨」というのは、ちょうどお尻の割れ目のあたりの骨のことで、出っ張りがここにあたるように座ることで、背骨と骨盤の安定感が高まります。

表面の材質は?
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蛍光グリーンのブロック部分は、中身が「ウレタン(スポンジの固いヤツ)」で、表面は「ポリエステル(ジャージとかの素材)」。

黒いベース部分の材質は「ポリプロピレン(硬いプラスチック)」。

裏返すとこんな感じです。

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サイズ感はこんな感じ
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私が実際に商品のサイズを図ってみたところ「高さ:約33cm、奥行き:約38cm、横幅:約42cm」でした。

高さは 1.5リットルのペットボトルよりちょっと高いくらい。

椅子に置くと↑こんな感じで、結構存在感があります。

「スタイル アスリート」の感想

ということで「Style Athlete(スタイル アスリート)」を会社の事務椅子の上に置いて実際に使用してみました。

後ろから手を添えられているような感覚

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座ってみて真っ先に思ったのがコレ。

「いい姿勢はココだよ」と、誰かに後ろから 腰の両脇を支えてもらっているような感じです。

腰を左右にズラした時にも、サイドの腰周りの部分がフィットしたままで追随するので(不思議な感覚)、極端な姿勢の崩れには至らない感じです。
 

管理人メモ
腰回りのホールド感がたまらなくいい感じです!

膝の角度90度がベストポジション

説明書にも記載がありますが、「スタイル アスリート」は膝が90度になる状態で座らないと効果がうまく出ません。

初め膝が広がった状態(椅子の位置が低い状態)で使用していたのですが、イマイチだったので 椅子の高さを調整してみました。

・・・なので、高さを調整できないタイプの椅子で使用するのは おすすめできません。

良い姿勢を「意識させる」シート

公式サイトの紹介文に「カイロプラクティックの理論に基づいた独自の機能と設計で、正しい骨格の位置を意識し 正しい姿勢を記憶させる」というくだりがあるのですが、商品の特徴をうまく表現していると思います。

要するに、Style Athlete(スタイル アスリート)本体が、直接 体を良い姿勢に矯正してくれるわけではなくて、使用者の頭に「いい姿勢を保たなきゃ」と意識させるきっかけを作っている・・・という感じですね。

乱暴な例えをすると「椅子の背もたれに画鋲を仕込んでおいたら、痛い思いをするのが嫌だから、自然と姿勢がまっすぐになるよね」という、そういう発想ですね。

もちろんスタイル アスリートの場合、画鋲のように痛い思いをするわけではありませんが、10個のブロック・・・とりわけ仙骨部分の出っ張りが体に当ることで、自分の「良い姿勢」を自然と意識するようになります。

「スタイル アスリート」の気になった点

良いところだけでなく、気になった部分もありました。

パンツの生地によってはスベる

お尻と接する部分の生地が「ポリエステル100%」ということで、パンツ(ズボン)の材質によっては結構、滑ります。

もちろん「滑る」といっても、ツルツルして座れないとか、そこまでの話ではありません。

「ここがいい姿勢!」と思って座ったポイントが、ゆっくりゆっくり時間をかけて数ミリづつずれていくような感じ・・・

数ミリだったらいいじゃん!と思う方もいるでしょうが、「びみょ~に滑ってるな・・・」と思いながら座り続けるのって それなりにストレスです。

東急ハンズのおねえさんに「滑る場合はタオルを1枚敷くといいです」と教えてもらったので試してみたら、大分改善されました。

滑り止めシートがおすすめ!

【追記】その後、100円ショップなどで売っている「滑り止めシート」を敷いてみたところ、グリップ感がアップして激しく快適になりました!

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タオルよりも薄手なので、座り心地にもほとんど影響がありませんので、滑りが気になる方はおすすめです。

夏には 蒸れる・・・

以前 愛用していたBackjoy(バックジョイ)の時にも書いたのですが、この手の商品は 夏場にどうしても蒸れてしまいます。

残念ながら「Style Athlete(スタイル アスリート)」も、そこは一緒でした。

購入したのが8月の終わりで、一応 エアコンの効いた室内で使用したのですが、しばらく座っていると お尻部分がしっとりしてきます。

製品の性質上、穴を開けたりはできないんでしょうが もう少し蒸れ対策を考えて欲しかったところ。

管理人メモ
ただ 私のように 毎日 長時間座り続けるような使い方でなければ あまり気にならないと思います

丸洗いや除菌スプレーは不可

また「Style Athlete(スタイル アスリート)」は、丸洗いNGで、除菌・消臭スプレーなどの使用も不可。

そのため、衛生面でちょっと気になる方もいるのでは?と思います。

シミになるおそれがあるので、除菌・消臭スプレー、衣類・布用品用消臭剤は使用しないでください・・・とのこと。せめて「ファブリーズ」とか使えると嬉しいのにな~。

製品の洗い方は?

製品を洗う場合は以下のようにするとよいそうです。

  1. 汚れが付着した場合は 3~5%に希釈した中性洗剤液に浸した布をよく絞り、優しく叩くように汚れをふき取る
  2. その後、水もしくはぬるま湯に浸してかたく絞った布で叩くように拭き、風通しの良い日陰で自然乾燥させる

まとめ

アレコレ文句も言いましたが、総合的にみて なかなか悪くない感じです。

気になる効果のほどですが、この2ヶ月ほど 事務椅子に直で座っていたため 腰周りにイヤ~な「張り」が生じていたのですが それが無くなりました。

腰周りの両脇をそっと手で支えられているような独特の感覚は、本当に不思議ですね。

【追記】8カ月間使用してみて・・・

その後、断続的にではありますが8ヶ月程度使用してみての感想を追記しておきます。

相変わらず姿勢のホールド感がしっかりしていて とても安心できます。通勤時の電車内での姿勢など 日常生活でも骨盤を立てて座るように意識が変わってきました。

ただ、長時間連続で座っていると、どうしてもお尻が痛くなってくるので、この辺は適度に休憩を挟むしかないようですね。

「Style Athlete スタイル アスリート」を購入する

Style Athleteは↓以下から購入できます。

より体幹が意識できる上位版「Style Athlete II」も登場しました。

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購入時の注意点

購入を検討している人は以下の点に注意しましょう。

また、説明書によると、以下のような状況では使用しないでください とのこと

  • 背もたれのない椅子、不安定な椅子
  • 座面が製品(横幅:約42cm x 奥行き:約38cm)より小さい椅子・座ると著しく沈む椅子やソファ
  • 座ったときに足が地面に付かない椅子
  • 車や電車、飛行機などの乗り物の座席

※自動車内で使用したい方は「Style Drive(スタイルドライブ)」という製品がおすすめです。

また、床での使用も可能なようですが、説明書によると「ダイニングチェア、座面が固めで沈み込みにくいソファ、オフィスチェアの上での使用がおすすめ」となっています。

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管理人 高田おすすめの姿勢サポートシートは↓こちらの記事をご覧ください。

また より本格的に姿勢をサポートしてくれる「アーユル・チェアー」の記事も書いていますので 合わせてお読みください。

そのほか 姿勢サポートシートに関して興味がある方は以下の記事も合わせて読んでみてください。

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