映画『SweetMovie(スウィート・ムービー)』のサウンドトラックのはなし

ヘッダ:cinema

学生時代によく観た映画・・・

ユーゴスラビア出身の監督ドゥシャン・マカヴェイエフが監督した『スウィート・ムービー(1974)』という映画があります。

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学生時代(もう20年近く前)に日参していたレンタルビデオ屋の一角、『不思議惑星キン・ザ・ザ』とか『エルトポ』とかそういうのが置いてあるコーナーで埃をかぶっていたのを借り出して観たのが最初です。

音楽が滅茶苦茶イイ!

メチャクチャな内容で筋らしい筋もないのですが、作品全体に漂うユーモアと物悲しさの絶妙なバランスがクセになり、学生時代には結構な頻度でレンタルを繰り返したものでした。

今や話の内容もあらかた忘れてしまいましたが、劇中で使用されていた楽曲はいまだに耳に残っており、鼻歌のレパートリーのひとつだったりもします。

幻のサントラ盤

実はかなり以前、この映画のサウンドトラックを探してあちこちを訪ねあるいたコトがありました(1999年あたり)。

結局、どこのお店にも見当たらず、当時六本木にあった「WAVE」というお店に電話して、店員さんに訊いたところ以下のようなことを教えてもらうことができました。

  • サウンドトラックは国内では発売されていないが 昔海外で発売された
  • 数年前に1枚だけ その海外版がお店に入ったことがあったが スグに売れてしまった

インターネットが普及する前の時代、わたしがたどり着くコトができたのはここまでの情報でした。

それから月日は流れ・・・(2015年)

で、そんな時は過ぎて、幾星霜。本日、ふと思い出して調べてみると。

アマゾンで売ってた! ただし3万円近いプレミア価格…

作曲者は「Manos Hatzidakis(マノス・ハジダキス)」という方で、『日曜はダメよ』『スパルタ総攻撃』などの映画のサントラも手がけた方だそうです。

彼の公式ページのディスコグラフィーでは『SweetMovie』のことも紹介されており、74年の最初のレコードのあと、90年にCD化され、98年にも再リリースされているようです。

インターネッツってのはすごいねえ。

さらに月日は流れ(2019年)

という記事を書いたのが2015年のことでしたが、それから4年が経過した2019年。

「Apple Music/itunes」に、Sweet Movie (Original Motion Picture Soundtrack)が登録されていました! いい時代になったな~。